地方では進学校である高等学校にスポーツ推薦で入学。基礎が全然身に付いておらず英単語もさっぱりわからない状態から早稲田大学に一般入試で合格。
基礎をしっかり固めることで実力を伸ばすことができ、無事に早稲田大学現役合格を掴み取った土橋さんの実録合格者カレンダーです!
早稲田大学
早稲田大学は最難関私立大学で62.5~70.0という高い偏差値を誇っています。慶應義塾大学や国際基督教大学・広島大学・上智大学・東北大学と肩を並べるほどの難易度を誇っており、その難易度は受験生の上位5%の学生でないと合格することが難しいとも言われています。
高い偏差値や知名度を誇っているだけでなく、芸能界・アスリート・政界など多方面で活躍されている多くの著名人や有名人を輩出している名門大学としても知られています。
卒業後の進路は大学院へ進む学生もいれば留学をする学生もいます。就職先も三菱UFJ銀行や楽天・日本航空などの大手企業や財閥など、誰もが知っている企業への就職が多いため就職を見据えて入学を希望する学生も少なくないようです。
進学校にスポーツ推薦で入学するも基礎が全く分からない
地方の進学校にソフトテニスでスポーツ推薦をもらい進学するも基礎が全く身に付いていません。大学は一般入試での進学を考えているため、周りが受験を意識し始める前に始めないと遅れてしまうと思い受験勉強を意識し始めます。高校2年生の秋終わりに武田塾に入塾しますがスポーツ推薦で入学したため部活が忙しく高校3年生の6月末まで活動を続けるも、県大会の1個上の関東大会のような大きな大会では残念な結果になり成績は残せませんでした。最後の大会までは部活と学校と武田塾の特訓の3つを同時並行で勉強に励みます。
高校2年生の秋終わりころの11月に武田塾に相談に行き、12月から特訓を開始するも通塾開始当時のレベルは中学校~高校基礎の英単語が載った『システム英単語Basic<5訂版>』のテストで正解率10~12%という状況でした。何もわからない状態から受験勉強をスタート。
基礎をしっかり固める
中学校~高校基礎レベルの英単語ですら覚えていない状態のため、徹底的に基礎固めるところからスタートします。
英語は『英単語ターゲット1900』でひたすら英単語を暗記。英文法と語法は『POWER STAGE英文法・語法問題』でマスターするも英単語に英文法・語法と覚えることが多いためかなり苦戦しますが英単語100個を暗記するのに2~3時間をかけてでも完璧に仕上げていきます。
『POWER STAGE英文法・語法問題』は基礎レベルから早慶レベルに対応できる幅広い難易度の問題や語法も載っているのですが、最初はひたすら基礎を何回も何回も解き直して解答の根本から理解を深めていきました。
武田塾では英語と国語を受講し、受験に必要な世界史は得意科目でもあるということでなんと独学で挑みます。
英語と国語は武田塾のルートに従って段階別テストを受けながら難易度を上げていくも、高校で授業を取っている世界史は武田塾のルートを参考に自分で参考書を解いて学習を進めていきました。
日大レベル突破で波に乗り始める
英語は『英単語ターゲット1900』に加えて『速読英熟語』で英熟語を暗記、付属のCDを活用し音声の後に続いて発音をするシャドーイングを通してしっかりと英熟語を身に付けます。さらに『英語長文ハイパートレーニング レベル2 センターレベル編』で今までインプットした英単語と英熟語・語法のアウトプットに取り掛かります
高校2年生の12月から特訓を始め、部活が忙しい中もスキマ時間を縫って勉強をしてきた成果が高校3年生の6月に英語と国語は日大レベル突破という形で現れました。日大レベル突破前あたりから今まで固めて来た基礎が身に付き始め、英語も読めている感覚を掴めるようになると勉強が楽しいと感じ始めます。タイミングが良く部活を引退した6月末頃には勉強の波に乗り始め世界史も本腰を入れて受験勉強に取り掛かり始めました。
MRACHレベルと早慶レベルの壁
日大レベルを突破すると英語は難易度を上げた参考書の『やっておきたい英語長文500』を用いてMARCHレベルの対策に取り掛かりますが基礎をしっかり固めたのである程度の長文も読めるようになり、楽しさを感じるようになります。
夏休みを利用してMARCHレベルを暗記するのではなく、解き方や正解の根本まで理解を深める練習を何度も行ったことでMARCHレベルの段階突破テストは80~90%の正解率で突破。日大レベルからMARCHレベルへの移行は何の問題もなくクリアしますがMARCHレベルと早慶レベルの難易度の違いに驚愕し早慶レベルに入って苦戦し始めます。
今まで順調にこなしてきていた英語に壁を感じ、長文読解が一気に難しくなります。日本語で聞かれたとしてもわからないレベルの問題を英語で出題されるようになり、参考書も早慶上智レベルの発展的な問題が載った『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』と過去問に取り掛かり始めました。
慶應義塾大学の受験は全滅
当初は慶應義塾大学を第1志望に設定するも、担当の講師に早稲田大学の受験を勧められて第1志望であった商学部のみに出願します。
慶應義塾大学は経済学部・商学部・文学部を受験するも、1番最初に受験した経済学部で得意科目であった世界史の難易度が高く失敗。後に続いた商学部と文学部も引きずってしまい、本領を発揮できずに不合格。慶應義塾大学は全滅でした。
他にも立教大学・明治学院大学・駒澤大学の3大学を受験し、3大学とも合格を収めました。
現時点では慶應義塾大学が不合格で早稲田大学も赤本1冊程度しか対策しておらず、出願した学部も商学部1本のみだったため立教大学へ進学する覚悟で早稲田大学の入試を受験します。
早稲田大学の対策としては赤本を1冊やり、あとは武田塾のルートに従って早慶対策(慶應義塾大学メイン)に対策をしていたため早稲田大学合格は厳しいのではないかと思いながらも受験するも結果はなんと合格でした。
英単語基礎がわからない状態から早稲田大学商業部に現役合格 | まとめ
スポーツ推薦で進学校に進学するも基礎が全く身に付いておらず、中学レベルの英単語もわからない状態です。
周りが受験を意識し始める前に始めないと遅れを取ってしまうと思い、部活で忙しい中時間を練って武田塾の特訓に励みます。
最初の志望校は慶應義塾大学で早稲田大学は商学部でした。先生に勧められて第1志望であった商学部のみ出願するも慶應義塾大学に全滅し立教大学へ進学する覚悟で早稲田大学を受験しますが基礎を徹底的に固めたうえで早慶レベルの参考書を解いていたため無事に合格しました。
完成度が勝敗を分けたと言える受験でした。
慶應義塾大学の入試では失敗を引きずってしまったという反省点がありましたが、単語すら覚えていない状態からのスタートで早稲田大学 商学部に現役合格できたのは参考書1冊1冊を丁寧に仕上げて基礎を完璧に自分のものにしたからだといえます。